法人の主な指針等
基本理念
法人基本理念 共感と信頼
感動そして共感と信頼(保育部門)
目指す法人像
- 利用者の生命と人権を守り、福祉サービスの充実と向上を図る法人
- 虐待・人権侵害等を起こさない施設環境整備に努める法人
- 職員個々の技能を最大限に伸ばし、創意工夫を生かす法人
- 職員の働く条件整備を図り、意欲を引き出す法人
- 職員研修の充実を図り、資質の向上を目指す法人
- 利用者・家族・保護者との信頼関係を構築し、その要望に応える法人
- 関係団体・地域との連携を密にし、地域社会に貢献する法人
- 情報の公開と経営の透明性を高め、社会に開かれた法人
望ましい職員像
- 良識ある社会人であるとともに、他の範となることができる。
- 利用者の立場に立って考え、行動することができる。
- 自己の研鑽に努め、意欲的に職務を遂行することができる。
- チャレンジ精神を持ち、創意工夫を凝らした企画をすることができる。
- 自己管理と冷静的確な判断ができ、危機を未然に防ぐことができる。
- 組織の一員としての自覚を持ち、組織全体を考えた行動ができる。
次世代育成支援・女性活躍 一般事業主行動計画
次世代育成支援対策推進法及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づき、以下の行動計画を作成します。
職員が仕事と子育てを両立させることができ、職員全員が働きやすい環境を作ることによって、すべての職員がその能力を十分に発揮できるようにするための計画です。
計画期間:令和6年4月1日~令和9年3月31日
目標1:事業所内保育施設を維持する
【取組】
令和7年4月 既存施設近隣以外の事業所での代替措置を実施する
目標2:男性の育児休業(出産時育児休業を含む)取得者を2人以上とする
【取組】
令和6年10月 制度の周知・広報を行い、相談窓口を設置する
目標3:新人事制度による多様な働き方(短時間勤務制度等)の定着を図り、適用者を3人以上とする
【取組】
令和7年4月 運営の基準を整備し、利用を促進する
カスタマーハラスメントに関する行動指針
【目 的】
社会福祉法人不動園(以下「不動園」という。)の理念や基本方針を実現するためには、事業者である不動園とご利用者やそのご家族並びに取引先(以下 「顧客」という。)の協力関係が必須であると考えております。
そして、事業者と顧客がお互いに信頼しあい、職員も気持ちよく働くことができれば、結果として顧客の満足度向上及び課題解決につながるはずです。この指針は、それらを実現するために、顧客にもご協力いただきたいこと、知っておいていただきたいことをお伝えすることを目的として作成させていただきました。
【カスタマーハラスメントについて】
顧客であるご利用者やそのご家族並びに取引先からの暴言や暴力・悪質なクレームなどの迷惑行為(以下「カスタマーハラスメント」という。)は、厚生労働省による「働き方改革実行計画」を踏まえ、実効性のある職場のパワーハラスメント防止対策について検討するため開催された「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」報告書においても言及されているハラスメント行為となります。
また、介護保険法における運営基準(省令)では、事業者は、適切なサービス提供を確保する観点から、カスタマーハラスメント防止のための方針の明確化等の必要な措置を講じることが求められています。
不動園といたしましては、カスタマーハラスメントから職員を守り、全ての職員に気持ちよく働ける環境を提供する義務があると考えており、法的には、労働契約法第5条において「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。」と規定されているとおり、職員の心身の健康に配慮しなければならないという安全配慮義務を負っています。
※ 介護拒否による抵抗等についてはカスタマーハラスメントと分けて捉えます。
【対象となる行為】
労働施策総合推進法が定義する6種のハラスメント「身体的な攻撃」「精神的な攻撃」「人間関係からの切り離し」「過大な要求」「過小な要求」「個の侵害」に則り、下記について想定しております。なお、以下の記載は例示であり、これらに限られるという趣旨ではございません。
≪ご利用者やそのご家族等からの暴力・暴言、セクシャルハラスメント等≫
・職員個人に対する暴力・暴言・セクシャルハラスメント等
○具体的行為
ア 身体的暴力(ものを投げる、叩く、蹴る、つねる、唾を吐く等身体的な力を使って危害を及ぼす行為)
イ 精神的暴力(大声で威圧する、怒鳴る、理不尽な要求、暴言等、個人の尊厳や人格を言葉や態度で傷つけたり、おとしめたりする行為)
ウ セクシャルハラスメント(必要もなく手や腕を触る、胸やお尻・陰部を触る、抱きしめる、性的・卑猥な言動をする、サービス提供に無関係に下半身を丸出しにして見せる、その他職員が嫌がる性的な行為をするなど)
エ その他の行為
・職員個人に対する誹謗中傷(インターネット、SNS上でのものを含む)
・職員個人に対する威迫、脅迫
・職員個人の人格を否定する発言
・職員個人を侮辱する発言
≪ご利用者やそのご家族等からの過剰または不合理な要求≫
・合理的理由のない謝罪の要求
・不動園職員に関する解雇等の法人内処罰の要求
・社会通念上相当程度を超えるサービス提供の要求
≪ご利用者やそのご家族等からの合理的範囲を超える時間的・場所的拘束≫
・合理的な理由のない長時間の拘束
・合理的な理由のない事業所以外の場所への呼び出し
≪ご利用者やそのご家族等からのその他ハラスメント行為≫
・ご利用者様やそのご家族等からのプライバシー侵害行為
・ご利用者様やそのご家族等からのその他各種のハラスメント
【カスタマーハラスメントへの対応】
≪法人内対応≫
・カスタマーハラスメントの発生に備え、各職員がカスタマーハラスメントに関する知識及び対処法を習得するための施策を実施します。
・カスタマーハラスメントに関する相談窓口および相談窓口担当者を次のとおり設置します。
相談窓口:法人本部総務部
相談窓口担当者:、総務部長、もしくは、理事長または総務部長が指名する職員
・カスタマーハラスメントの被害にあった職員のケアを最優先に努めるとともに、当該職員及び当該ご利用者様やご家族について担当を替わる等迅速に勤務体制の調整を行います。
・カスタマーハラスメント発生時の対応体制を構築します。
≪法人外対応≫
・カスタマーハラスメントに屈することなく合理的及び理性的な話し合いを求め、より良い関係の構築に努めます。
・カスタマーハラスメントが行われた場合は、サービスの提供等をお断り、または中止させていただくこともございます。
※介護拒否による抵抗等についてはカスタマーハラスメントと分けて捉えます。
※カスタマーハラスメントが繰り返される場合や予見される場合には、他ご利用者及び職員を保護するため、事前予告なく録画・録音を行う場合があります。
【顧客に対するお願い】
本書の「目的」や「カスタマーハラスメントについて」に記載があるとおり、職員の心身の安全を確保し、顧客と職員の対等で良好な関係を築くためにこの指針を制定いたしました。そこで、顧客には以下の事項をお願いできればと考えております。
・ハラスメント行為に加担しないこと
・他者に敬意を持って行動すること
・すべての法令を遵守すること
多くの顧客には既に上記事項を遵守していただいておりますが、顧客と職員とのより良い関係の構築により、質の高いサービスの提供に尽力していきたいと考えておりますので、引き続きご協力お願いいたします。
社会福祉法人 不動園
理事長 河邉 和敏